コンテンツ産業を日本の基幹産業へ
近年、日本のコンテンツ産業は経済成長を牽引する重要な力として注目されています。東京都は、独自のIPや最新技術で高成長を目指すスタートアップを支援するため、本プログラムを実施。社会実装や資金調達を後押しするとともに、起業家層の裾野拡大を目指しています。
プログラムの概要とファイナリストへの支援
「TCIC IP INNOVATION AWARD 2025」では、書類審査とプレゼンテーション審査を通じて、IPアイデアを基軸とした優れたビジネスプランが選出・表彰されます。ファイナリストには、ビジネスモデルの構築や仮説検証、法人設立に必要な知識が提供されるほか、VCやコンテンツ事業会社とのマッチングを促進するネットワーキングの機会も提供されます。
革新的なビジョンを掲げるファイナリストたち
最終選考会に集結するのは、コンテンツ分野における多様な可能性を追求する10名のファイナリストです。彼らは、ゲーム、XR、AI、循環型サービスなど、多岐にわたる領域で独自のIPを基盤としたビジネスプランを提案します。

今泉 潤(株式会社Amane):映画のように短くゲームのように熱い物語体験「gameMovie」
映画の没入感とゲーム性を融合させた「操作する映画」という新ジャンルを創出します。実績あるIPと開発エンジンを活用し、短時間完結型SRPGとしてSteamで世界展開を目指す、低コスト・低運営負荷で収益化できる新たなゲームモデルです。

小林 大河(株式会社日本XRセンター):世界を席巻する没入体験 – 日本発XRアトラクションで挑戦
フリーローム型VRアトラクションを主軸に、常設型XR施設とオリジナルIPを展開する体験型ビジネスです。高い実装力と再現性を強みとし、メディアミックスや他社IP連携を通じて国内外市場への拡張を目指します。

谷口 昌優(株式会社SlowFast):自社IPを活用した子ども靴の循環サービス
子育て関連施設に自社IP「くつにゃん」を設置し、サイズアウトした子ども靴を寄付回収・リユースする循環型サービスです。IPを体験価値として活用し、子どもの行動変容と環境意識を促進しながら、社会性と事業性を両立します。

張 辰飛:キャラクターと世界に命を吹き込む、開発者向け次世代ゲーム機版「Anima Sphere」
クリエイターが設計した世界観やキャラクター設定、ルールをもとに、AIが会話・行動・物語をリアルタイムに生成・制御する開発プラットフォームです。プレイヤーの選択に応じてストーリーが分岐・変化し、毎回異なる没入体験でリテンションを高めるゲーム基盤を提供します。

三川 裕一郎(株式会社Kaguya):「ポテンシャルIP」の権利取得・活用
潜在力の高いIPの権利を取得し、作品を学習したAIで世界観やルールを監修。厳格な監修に伴う工数や属人化、後継者不在といった課題を解消し、未開拓領域へのライセンス展開を可能にすることで、IP価値を国内外で持続的に拡張します。

水口 大樹:声色を❝操作入力❞に変えるIP「Physical Voice Engine」&声キャラ診断
声の「言葉」ではなく「声色(音色)」を解析し、操作入力に変換するIPプラットフォーム「Physical Voice Engine」を開発。声の出し方によって結果が変わる新しいインタラクションを実現し、声色で遊ぶエンタメの新ジャンルを創出します。

村上 萌(合同会社ピクニックスタジオ):ライフスタイルブランド「PICNIC MOTEL」
宿泊体験を起点に、「暮らしの世界観」をIPとして展開するライフスタイルブランド事業です。物語性のある宿泊体験を通じ“日常の景色をデザインする暮らし”を丁寧に提示し、その価値をプロダクトやメディアへ拡張する共感型ブランドIPを育成します。

山田 真理子(株式会社Creadom8):自社新規IP作品「デジアクナイツ」
SNS上に生まれたデジタル悪霊「デジアク」を討伐するグローバルバトルファンタジーIPです。多国籍キャラクターと参加型世界観を軸に、クロスメディア展開を目指します。

渡邉 裕美:クリエイター共創プラットフォーム「Lyric Motion」
音楽系クリエイター向けに高品質な日本語リリックビデオを自動生成するSaaS型プラットフォームです。音楽制作者とイラスト・動画制作者をAIで最適にマッチングする仕組みの提供で、制作時間とコストを削減し、生成AI時代における「共存型」クリエイターエコシステムを構築します。

渡部 恭己(フツララ合同会社):3Dアドベンチャーゲーム「Culture House」
「失踪した科学者の住宅兼研究施設で謎めいた生命体を培養する」をコンセプトとした3Dアドベンチャーゲームです。完成度の高い世界観と技術力を強みとし、ゲーム販売に加え、小説・コミック・映像への多角的な展開も可能な独自のゲームIPに取り組んでいます。
キーノート・トークセッション:「映画ビジネス変革の時代を考える」
ファイナリストによるピッチに加えて、株式会社K2 Pictures 代表取締役CEOの紀伊宗之氏によるキーノート・トークセッション「映画ビジネス変革の時代を考える」が開催されます。紀伊氏は、東映映画興行での経験を経て、『孤狼の血』シリーズや『シン・エヴァンゲリオン劇場版』、『シン・仮面ライダー』などの企画・プロデュース・配給に携わった映画業界の重鎮です。彼の視点から、映画ビジネスの未来と変革への洞察が語られるでしょう。

ファシリテーターは、東京コンテンツインキュベーションセンター(TCIC) プログラムディレクターの川野正雄氏が務めます。

イベント概要と特典
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日時: 2026年3月11日(水) 17:00-21:00(予定)
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会場: Tokyo Innovation Base 2F STAGE (〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-8-3)
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アクセス: https://tib.metro.tokyo.lg.jp/#access
会場へはTIBアプリへの登録が必須となります。 -
一般観覧者応募: https://tiia2025-final.peatix.com
スケジュール:
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16:30 受付スタート
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17:00 オープニング
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17:10 キーノート・トークセッション(紀伊 宗之氏 / 株式会社K2 pictures 代表取締役CEO)「映画ビジネス変革の時代を考える」
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18:00 ファイナリスト10名によるピッチ
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19:45 ネットワーキング
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20:30 表彰式
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20:55 クロージング
時間は変更になる場合がございます。
表彰等:
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最優秀賞 :賞金300万円(1名)
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優秀賞 :賞金150万円(2名)
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その他の特典:
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TCIC コワーキングスペース利用権(2026年4月~2027年3月)
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TCIC インキュベーションマネージャー等による伴走支援(1年間)
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プログラム詳細はこちらから確認できます。
https://tcic.metro.tokyo.lg.jp/tiia2025-final/
東京コンテンツインキュベーションセンター(TCIC)とは
TCICは、コンテンツ・クリエイティブ関連産業に特化した東京都直営の創業・起業支援施設です。コンテンツ分野での創業支援やハンズオン支援を通じて、都内のコンテンツ関連産業の活性化、ひいては日本のコンテンツ産業の振興に貢献することを目指しています。

詳細はこちら:https://tcic.metro.tokyo.lg.jp/
TCICでは、コンテンツ分野の起業家、クリエイター、コンテンツに関わる人々が集う承認制のFacebookコミュニティ「TCIC SPACE」も運営しています。

詳細・参加はこちら:https://tcic.metro.tokyo.lg.jp/tcicSpace/
株式会社ツクリエについて
株式会社ツクリエは、「スタートアップサイドでいこう」を掲げ、事業を作る人々を応援する起業支援サービス事業と、価値を創造するクリエイターを支援するクリエイティブ創造事業を展開しています。起業を目指す方や起業家を支援するイベント企画、相談事業、アクセラレーションプログラムの開発、協同事業、商品開発、プロデュースなどを行っています。
詳細はこちら:https://tsucrea.com/


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