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本記事では、CarMe[カーミー]編集部からアングルシィ・サーキットでベントレー ベンテイガ・スピードを試乗した大谷達也氏にインプレッションを依頼しました。ラグジュアリーカー作りのノウハウをすべて投じて作り上げられたベントレー史上初のSUV ベンテイガ。今回新たに追加されたベンテイガ・スピードについて紹介します。文・大谷達也
ベントレーはロールスロイスと並ぶイギリスの超高級車メーカー。その歴史は今年創業100周年を迎えるほど古いが、設立当初よりモータースポーツ活動に熱心に取り組み、ルマン24時間では1924年から1930年までの7年間に5勝を挙げる圧倒的な強さを誇った。
*写真はベントレー コンチネンタルGT
*写真・土屋勇人/Tsuchiya Hayato
そんなベントレーがもっとも得意とするのがグランドトゥアラーと称されるモデル。
地の果てまで猛スピードで走り抜けるのがグランドトゥアラーの本質だが、ベントレーの場合はルマンを制したパワーとスタミナにくわえ、ドライバーとパッセンジャーが快適かつ優雅に過ごせるインテリアの点でも他を圧倒する魅力があって、高品質なレザーとウッドに包まれたそのキャビンはクルマ好きの究極の憧れとして長年、君臨してきた。
*写真はベントレー ベンテイガ
*写真・土屋勇人/Tsuchiya Hayato
そうしたラグジュアリーカー作りのノウハウをすべて投じて作り上げたのが、2015年に発表されたベントレー史上初のSUV、ベンテイガだった。
初のSUVとはいえ、彼らは走りの性能に妥協をせず、アリゾナ、南アフリカ、ドバイ、ニュージーランド、北極圏など世界各地の過酷な環境でテストを繰り返したすえ、ドイツやイギリスでも走りを磨き上げることで、オンロードとオフロードの両方でベントレーの名に恥じないパフォーマンスを実現。
さらにはベントレーらしいゴージャスなインテリアも健在とあって、いまではベントレー全生産台数の52%を占めるほどの人気モデルに成長している。
そんなベンテイガに新たに加わった高性能モデルがベンテイガ・スピードだ。
“スピード”はベントレーの定番グレードで、エンジンのパワーをいくぶん引き上げたうえでサスペンションにも軽いチューニングを施し、外観には目立たない程度に特別なモデルであることを主張するモディファイを施すのを慣例としてきた。しかし、ベンテイガ・スピードでは足回りの設定にこれまでとは異なる考え方が導入された。

電子制御式エアサスペンションを備えたベンテイガにはサスペンションやパワートレインのセッティングを変更するドライビングモード切り替えが装備されているが、ベンテイガ・スピードでは、このモード切り替えでスポーツを選んだときのみ、これまでよりもハードな設定とし、それ以外のコンフォートやベントレーお勧めのBモードは通常のベンテイガと同じ仕様としたのである。
つまり、普段の快適性をまったく失うことなく、スポーツを選択したときだけ、これまで以上にダイナミックな走りが楽しめるようになったのだ。
その実力を試すために訪れたのはイギリス・北ウェールズのアングルシィ・サーキット。
もっとも、ここまでの説明でおわかりのとおり、ベンテイガ・スピードはサーキット・スペシャルではなく、あくまでも一般道での快適性を重視したモデル。試乗会にサーキットを用いたのは、その優れたコーナリング性能を安全に楽しんで欲しいというベントレー側の配慮からだった。
最初はベンテイガのデフォルトモードというべきBモードで走ったが、さすがにサーキットで本格的に攻めるとコーナリング時のクルマの傾き(ロール)が大きく、タイヤの限界を探るよりさきに心理的な限界が訪れて思うように攻めきれない。
もっとも、このときのペースでさえ公道ではとても許されない速さで、そんな走り方をしてもアンダーステアやオーバーステアが顔を出すことなく、ドライバーの操作にしっかりと応えてくれる点はさすがベントレーと驚かずにはいられなかった。
続いてスピード専用のスポーツ・モードを試すと、ロールの量が格段に小さくなり、タイヤのグリップ性能を100%生かした走りが試せるようになる。しかも、限界に近いペースでは、アクセル・ペダルの操作次第でコーナリングのラインを微妙に調整するスポーツカーばりの走り方までできるのだ。
そんな極限的な状況でさえ、キャビンが静寂に保たれる点もベントレーならでは。ハードな走りと快適性がこれまでにない次元で両立されたという意味では、「ジキル博士とハイド氏」のようなラグジュアリーSUVがベンテイガ・スピードだといって間違いないだろう。
(出典 news.nicovideo.jp)
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Source: フレッシュニュース



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