NTLive『ウォレン夫人の職業』1月23日(金)公開、主演二人のメッセージ動画と日本バーナード・ショー協会のコメントが到着

バーナード・ショーが1893年に執筆した社会派戯曲『ウォレン夫人の職業』のNTLive版が、1月23日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほかで公開されます。この度、主演を務めるイメルダ・スタウントンとベッシー・カーターからのメッセージ動画が完成し、さらに日本バーナード・ショー協会からも本作に対するコメントが寄せられました。
実生活の親子が演じる、普遍的な母娘の葛藤
本作でウォレン夫人を演じるイメルダ・スタウントンと、その娘ヴィヴィを演じるベッシー・カーターは、実生活でも親子であり、本作が初の共演となります。イギリスでの上演時には、その息の合った掛け合いが大きな話題を呼びました。スタウントンは映画『ヴェラ・ドレイク』での英国アカデミー賞主演女優賞とヴェネツィア国際映画祭女優賞受賞をはじめ、演劇界ではローレンス・オリヴィエ賞を5度受賞するなど、その実力は広く認められています。娘のカーターもギルドホール音楽演劇学校を卒業後、映画、舞台、テレビで幅広く活躍し、2021年にはドラマ『ブリジャートン家』で全米映画俳優組合賞アンサンブル賞ドラマシリーズ部門にノミネートされるなど、確かなキャリアを築いています。
時代を超えて響く社会問題への問いかけ
『ウォレン夫人の職業』は、ノーベル文学賞を受賞した劇作家バーナード・ショーが1893年に著した戯曲です。当時の社会問題を鋭く抉る内容が故に、社会的な論争を巻き起こし、上演禁止となった過去を持つ作品でもあります。
今回、バーナード・ショーに造詣の深い日本バーナード・ショー協会の前会長である森川寿氏と、現会長の大浦龍一氏が本編を鑑賞し、それぞれコメントを寄せています。

森川寿氏(日本バーナード・ショー協会前会長)は、作品が100年経った現在でも社会的・人間的に古くて新しい問題を提起していると指摘。特に、働くことが好きな母娘が社会格差を背景に異なる生き方を選ばざるを得なかった葛藤が、観客に厳しい判断を迫ると述べ、実の母娘が演じる対決が見どころであると強調しています。
大浦龍一氏(日本バーナード・ショー協会会長)は、ヴィクトリア朝のシングルマザーであるウォレン夫人の職業とその苦悩、そして娘ヴィヴィとの対立に言及。ウォレン夫人が単なる哀れな女性ではなく、成功者として搾取する側に回っている現実、そして女性の貧困が選択肢を限定するという根源的な問題に焦点を当てています。また、活力に満ちた母娘に対し、周囲の男性たちが矮小に見えるという芸術的な視点も提示されています。
公開情報と作品概要
本作は、130年以上前に書かれた作品でありながら、現代の観客にも深く心に刺さるメッセージを持つ作品です。主演二人からのメッセージ動画は、作品の魅力をさらに引き出すでしょう。
劇場公開は1月23日(金)より、TOHOシネマズ日比谷ほか全国の映画館で楽しむことができます。
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公開劇場
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TOHOシネマズ 日比谷
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池袋シネ・リーブル
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TOHOシネマズ ららぽーと横浜
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ミッドランドスクエア シネマ
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大阪ステーションシティシネマ
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札幌シネマフロンティア
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熊本ピカデリー
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作品概要
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作:バーナード・ショー
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演出:ドミニク・クック
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上映時間:約1時間52分
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出演:イメルダ・スタウントン(『ヴェラ・ドレイク』『ダウントン・アビー』『ザ・クラウン』)、ベッシー・カーター(『ブリジャートン家』『ハワーズ・エンド』)、ケヴィン・ドイル(『ダウントン・アビー』)、ロバート・グレニスター(NTLive『かもめ』)
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ストーリー:時代を先取りするような思考を持つ若き女性ヴィヴィ・ウォレンと、旧来の家父長制度の中で生き抜くためにあるビジネスをしていた母親ウォレン夫人。二人の思考と価値観の隔たりが事件へと発展していきます。
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関連作品『インター・エイリア』も好評上映中
ロザムンド・パイク主演の『インター・エイリア』も、一部劇場で引き続き好評上映中です。もし自分の息子がレイプの容疑をかけられたらどう向き合うかという、観る人すべてへ問題提起をする心に残る傑作です。『プライマ・フェイシィ』の制作陣によるこの作品も、ぜひこの機会に鑑賞を検討してみてはいかがでしょうか。
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『インター・エイリア』絶賛公開中劇場(1/10〜1/15)
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TOHOシネマズ ららぽーと横浜(連日16:45〜)
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シネ・リーブル池袋(連日10:25〜)
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『インター・エイリア』今後の上映劇場
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鹿児島ガーデンズシネマ:1/24(土)・2/1(日) 2日限定上映
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川崎市アートセンター:2/21(土)〜2/27(金)
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