背景と目的
茨城県常陸太田市では、中心市街地の整備が進む「東部地区」において、多岐にわたる移動ニーズへの対応、環境に配慮した交通システムの構築、そして次世代技術との融合による魅力的なまちづくりを目的としています。このビジョンのもと、2024年2月16日より自動運転EVバス「EVO」の定常運行が開始されました。運行ルートの拡張や車両台数の増加を経て、現在は2台体制で市民の交通利便性向上と公共交通利用促進に貢献しており、2026年2月末までに累計1万4000人もの利用者を迎えるなど、地域住民の「足」として、着実にその存在感を高めています。
本定常運行の概要とレベル4認可対象経路
「EVO」の定常運行は、2025年2月18日より2台同時で実施されています。茨城県常陸太田市を運行場所とし、1日6便(南回り、北回り各3便)が運行されています。使用されている車両は、Navya Mobility社製の自動運転EVバス「EVO」です。常陸太田市役所、常陸太田駅、常陸太田市東部地区を周遊するルートを走行し、地域に密着したサービスを提供しています。
今回のレベル4認可は、走行ルートの一部区間において付与されました。具体的な認可対象経路は以下の図の通りです。

今後の展開
今回の認可取得は、今後の自動運転サービスの社会実装に向けた重要な礎となります。本地域では、2027年度に自動運転サービス(レベル4)の社会実装実現を目指し、以下の取り組みを推進していく予定です。
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レベル4走行区間の拡大
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道路交通法による特定自動運行に係る許可の取得
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道路運送法に係る営業運行許可の取得
多くのステークホルダーとの協力を通じ、利用者が安心して利用できる交通サービスの創出を推進していくことでしょう。また、今年度までに国内の多くの地域で「EVO」を活用した実証実験が進められており、今回の認可を通して獲得した知見を活かし、来年度以降も順次レベル4運行の認可取得に向けた支援を拡大していく計画です。
車両を製造するNavya Mobility社は、フランスに本社を構え、自動運転ソフトウェア開発、車両実装・運用に専門知識を持つ140人以上のエンジニアを擁する自動運転モビリティソリューションのパイオニアです。同社が開発した自動運転EVバスは世界26か国で200台以上の販売実績を誇るリーディングカンパニーであり、2024年6月にはマクニカの完全子会社となりました。
関連情報
株式会社マクニカについて
マクニカは、半導体、サイバーセキュリティをコアとして、最新のテクノロジーをトータルに取り扱う、サービス・ソリューションカンパニーです。世界28か国/地域91拠点で事業を展開し、50年以上の歴史の中で培った技術力とグローバルネットワークを活かし、AIやIoT、自動運転など最先端技術の発掘・提案・実装を手掛けています。
マクニカについて:http://www.macnica.co.jp


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