ヴェネツィア国際映画祭ノミネートVRアニメーション『猫が見えたら』がSteam・Meta Storeで全世界配信開始

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ヴェネツィア国際映画祭ノミネートVRアニメーション『猫が見えたら』が全世界配信開始

ヴェネツィア国際映画祭ノミネートのVRアニメーション『猫が見えたら』

講談社VRラボが企画・制作を手がけたVRアニメーション『猫が見えたら』(英題:IF YOU SEE A CAT)が、2026年4月3日(金)より、SteamおよびMeta Storeにて全世界配信を開始しました。

本作は、第82回ヴェネツィア国際映画祭やNewImages Festival 2026など、世界各地の国際映画祭で高い評価を獲得しています。VR技術の臨場感を最大限に活かしたこの作品は、プレイヤーを「幻覚の猫」の視点に置き、少年の入院生活を通じて精神医療の現実、母子の関係性、そして「救い」という普遍的な問いを深く掘り下げます。音声は英語と日本語に対応しており、日本語版では俳優の若葉竜也氏が主人公の少年「なおき」役を、遊井亮子氏が母親「みどり」役を熱演しています。

制作背景と作品の芸術性

『猫が見えたら』は、第62回ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞のアニメーション監督・和田淳氏と、数々のVR映像をプロデュースしてきた石丸健二氏がタッグを組んで生み出されました。日本の精神医療が抱える社会問題に焦点を当てた意欲作であり、綿密な取材に基づく脚本と、和田監督特有の繊細なアニメーション表現が見事に融合し、体験者の心に深い感動を呼び起こす作品として完成しています。

配信情報とローンチセール

本作の全世界配信を記念し、Steamでは期間限定のローンチセールが実施されます。2026年4月3日から4月17日までの2週間、販売価格より20%OFFで提供されます。

作品概要

  • 作品名: 猫が見えたら(IF YOU SEE A CAT)

  • 作品尺: 約37分

  • ジャンル: VRアニメーション

  • 企画・制作: 講談社VRラボ

  • 製作: 講談社

  • 言語: 英語・日本語(字幕:英語、日本語、繁体中国語、簡体中国語)

主な受賞歴と上映招待

本作は以下の国際映画祭で選出・受賞しています。

  • Venice International Film Festival 2025 – Official Selection

  • TITAN International Film Festival – Best AR/VR Film

  • Animateka International Animated Film Festival – Official Selection

  • Clermont-Ferrand Short Film Festival – Official Selection

  • International Film Festival Rotterdam – Official Selection

  • Asia Digital Art Award FUKUOKA – Excellence Prize

  • Newimages Festival 2026 – Official Selection

  • One World International Human Rights Film Festival- Official Selection

  • New Media Festival – Official Selection

  • Kaboom Animation Film Festival – Official Selection

また、Feinaki Beijing Animation Week、Verzió International Human Rights Documentary Film Festival、Piccolo Festival Animazione、Carthage Film Festival (JCC) XR Program、Beyond the Frame Festivalなどで上映招待されています。

あらすじ:幻覚の猫が見つめる精神医療の現場

日本では、20人に一人が精神疾患で治療を受けると言われています。精神医療の現場は、歴史的背景や治療の難しさ、構造的な歪みから様々な課題を抱えており、それが精神疾患を抱える人々の回復を阻む可能性があります。

本作では、死んでしまった愛猫が幻覚として見える少年が、「猫が見える」という一点で精神疾患と診断され入院、治療を受けることになります。VR空間では、プレイヤーは幻覚の猫の視点となり、少年が病院で経験する出来事を間近で見守ります。この視点によって、精神医療の問題、母と子の関係性、そして少年にとっての「救い」とは何かを、リアルに深く感じ取れるVR作品となっています。

診察室のアニメーション

病院のベッドのアニメーション

猫を抱くアニメーション

キャストと監督からのメッセージ

なおき役 若葉竜也氏のコメント

若葉竜也氏

「新しいことをやろうとしているチームから声をかけていただける事がすごく嬉しいです。保守的な時代に新しいもので戦う同志がいたことに喜びを感じます。未体験を体験してください。」

みどり役 遊井亮子氏のコメント

遊井亮子氏

「ある日突然 亡くなったはずの猫がいると言われ、自分には見えない猫と会話する自分の子供を見た時、親は一体どうすればいいのでしょうか?子供は目の前にいる猫が自分以外には見えないと言われたらどうすればいいのでしょうか?どれが正解かはそれぞれで違うでしょうし、正解と言える答えはそもそも無いのかもしれません。この作品はその猫の視点から親子を見守る様な形で皆様に見ていただけます。大切なものは何なのかVRという世界の中で見て感じていただけたら幸いです。」

メインキャスト(日本語)

  • なおき:若葉 竜也

  • みどり:遊井 亮子

  • 医師 稲居:利根 健太朗

  • 看護師 高頭:竹内 恵美子

  • 看護師 三木田:駒田 航

メインキャスト(英語)

  • なおき:Caleb Yen

  • みどり:Rosie Okumura

  • 医師 稲居:Doug Erholtz

  • 看護師 高頭:Rebecca Davis

  • 看護師 三木田:Sean Chiplock

和田淳監督について

和田淳監督

1980年兵庫県生まれ。大阪教育大学、イメージフォーラム付属映像研究所、東京藝術大学大学院で映像を学び、2002年頃からアニメーション制作を開始。「間」と「気持ちいい動き」をテーマに作品を制作し続けています。

講談社VRラボについて

講談社VRラボは、2017年10月に総合出版社の講談社と国内最大手のデジタルアニメーションスタジオであるポリゴン・ピクチュアズによって設立された、VRを中心とした新しいエンターテイメントを企画・研究するスタジオです。最新のテクノロジーを最大限に活かしたコンテンツの探求と、その具現化、そして世界への発信を目指しています。

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