【狂騒】「ハロウィン狂騒」なぜ渋谷で起きるのかを考える「ハリボテの街」「インターネットみたいな街」

10月31日午後6時過ぎ、仮装した若者たちが集まり始めた渋谷駅周辺は、センター街で発生したビル火災もあり騒然とした雰囲気に包まれた。火災現場の周辺には規制線が張られ、片側の歩道に人が集中したために歩行者が身動きできない状況となった。

 時間が進むにつれさらに人は増えていき、地面も見えないほどの状態に。しかし、人が増えればトラブルも増えるもの。路上のあちらこちらで歩行者がスピーカーから音楽を流し、それに合わせて踊り狂う若者たち。警察官も注意して回るが、あまりの人の多さに“焼け石に水”といった様子だった。

また、アルコールによるトラブルも多発。未成年の男性が飲み過ぎで倒れたほか、規制線を越えようとして転倒し、警察官に絡む男性を仲間が必死にとめる姿も。さらに時間が深くなると、今度は喧嘩が始まった。

 渋谷駅前の交通規制などでバスロータリー内でも渋滞が発生し、バスが到着できない状況になった。一部の路線では迂回運行や運休を行い、バス停には長い列も。多くの人が集結したことによる混乱は朝になっても続いた。

 ハロウィンから一夜明けた渋谷では、ボランティアが大量のゴミの仕分けをしたほか、仮装したままほうきやちりとりで掃除する人の姿も目立った。渋谷区の長谷部健区長は1日午前、「ハロウィンはイベントじゃなくて騒動になっている。来年以降は積極的に手を打たなきゃいけない」と苦言を呈した。

そうした中、この渋谷のハロウィンについて編集者の都築響一氏が自身のメールマガジンで投稿しSNSで拡散された内容が注目を集めている。

 「たとえば銀座に、歌舞伎町や池袋北口にさえ存在する、住んでなくても『オレらの街』という感覚が、渋谷には決定的に欠けてしまっている。かつては渋谷を、ほかのどこともちがう『オレらの街』と思う人たちがたくさんいたはず。けれど、いま渋谷を急速度で変貌(整形手術)させている再開発は、渋谷から渋谷ならではの魅力を完全に消し去って、ただの巨大な集金装置にしてしまった。渋谷にひと晩だけ集合して、暴れて逃げ去る子たちは、それを本能的に見切ってしまっている。そこにある混沌を尊ぶ慎ましさも、闇を理解する感性もないディベロッパーたちが、寄ってたかってつくりあげたハリボテの街」(抜粋)
 
   こうした意見を受けて、ハフポスト日本版編集長の竹下隆一郎氏は「騒いでいる人たちを見ていると、ゴミを捨ててそのままにしたりと街を愛していない。自分たちの街という感覚がないというのはそのとおりで、今の渋谷は空虚だと思う」と同意。昔の渋谷は「インターネットみたいな街だった」とし、その変遷について「渋谷に行くと友達がいたり音楽の流行りがわかったり、プリクラを撮ったりと『そこに行くと時間をつぶせる』という感じで、何のために行っていたのか目的はそんなに思い出せない。今はそれらすべてがインターネットに移っている。ネット的な街だった渋谷が、本当のネットが出てきたことによってだんだん空虚になっていったのでは」との見方を示した。

それでも、毎年ハロウィンになると多くの人が渋谷に集まってくる。竹下氏は「渋谷に行くとTVに映ったり取材を受けたり、注目を浴びるメディアとしての面があった。外国人観光客にとってもスクランブル交差点は人気スポットで、ガイドにも載っているので行きたい人は多い。いま騒ぐ場所が日本からなくなっている。六本木も丸の内も再開発で“オシャレ”な街になって、何も考えずに騒げる場所が減っているので、年に1回渋谷で楽しみを爆発させているのでは」と述べた。(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)
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(出典 news.nicovideo.jp)

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Source: フレッシュニュース

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